「70歳80歳を笑顔で超える生き方」和田秀樹著
脳に動脈硬化や脳梗塞をいくつも起こしている中高年は、いったん怒りだすとなかなか収まらない「感情失禁」の状態になる。大脳の前頭葉が老化すると、判断力などが低下し、感情のコントロールが利かなくなる。そういう状態になると、役所の窓口係や病院の看護師ら弱い立場の人に怒りを向ける「暴走老人」になるのだ。
その予防策として著者は「書く習慣をつける」ことを提唱する。自分がイラついていることを書くことで客観視できるようになる。他人に対する共感能力も衰えてくるので、他人の話をよく聞くように努力するのが有効である。
高齢者専門の精神科医が、年を取っても楽しく生きる方法をアドバイス。
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