第二話 立場的にありえない(13)絞り込んだ由奈の友人は10人
病棟を出ると、涼子は病院の駐車場へ向かった。
広い駐車場には、多くの車が停まっている。そのなかから、白い軽自動車を見つけると、涼子は助手席のドアを開けて乗り込んだ。
倒れていた運転席のシートがあがり、座っていた貴山が寝ぼけ眼で自分の腕時計を見やった。
「も…
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