「森保一の決める技法」二宮清純著
「森保一の決める技法」二宮清純著
サッカー日本代表監督に学ぶリーダー論。
目の前の出来事に一喜一憂しない森保監督の原点は、選手として出場していた1993年のW杯アジア地区最終予選のイラク戦にある。悲願のW杯初出場をつかみ損ね、後に「ドーハの悲劇」として語られることになる試合だ。このとき、経験した悔しさを胸に秘め、W杯カタール大会のグループリーグで世界を驚かせたドイツ戦やスペイン戦をどのように采配したのか克明に記録する。
森保氏は監督の仕事は「決める係」だという。その決断に至る前にはどのような準備をしているのか。新人時代から監督就任までの歩みを振り返り、その仕事術を解説。
さらに野球の日本代表前監督・栗山英樹氏との共通点など、さまざまな角度から氏のリーダー哲学の神髄に迫る。
(幻冬舎 1056円)