「東京ミドル期 シングルの衝撃」宮本みち子、大江守之編著
「東京ミドル期 シングルの衝撃」宮本みち子、大江守之編著
新宿区新宿自治創造研究所は2013年から3年間、壮年期単身世帯(ミドル期シングル)の生活実態や意識の調査を行った。35~49歳を前期ミドル期、50~64歳を後期ミドル期とし、ミドル期シングルは明確なリスク集団ではないが、パラサイトシングルも含めて、高齢になったときに経済的な困窮や社会的孤立に陥るリスクが高いと予想する。
1960年以降に生まれたミドル期シングルは急増し、彼らが後期高齢者になる2030年以降の彼らのニーズを把握する必要がある。家庭をもたないシングルはどのように親密な人間関係をつくるのか。
社会学者が未婚率トップの東京23区の現状から「日本の未来」を予測。
(東洋経済新報社 1980円)