「狂った宴」 ロス・トーマス著 松本剛史訳

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「狂った宴」 ロス・トーマス著 松本剛史訳

 英国に拠点をおく広告代理店で働くアップショーは、ボスのダフィーの指示で、米国に出張して凄腕の選挙コンサルタント・シャルテルをようやく捜し出す。会社が、英国から独立するアフリカのアルバーティア国の首相に立候補予定のチーフ・アコモロの選挙を仕切ることになり、ダフィーの友人のシャルテルをスカウトにきたのだ。

 しかし、米国有数の広告代理店レネスレール社がアコモロのライバルとなるフラワをバックアップ。さらに第3の候補コロゴのバックではCIAが暗躍していることが判明。現地に乗り込んだアップショーとシャルテルは、アコモロを当選させるために手段を選ばず計略を張り巡らす。

 小国を舞台にした選挙戦を描くポリティカルブラックコメディー。 (新潮社 1100円)

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