ひたすら原発礼賛…米映画「パンドラの約束」の危険な中身
脱原発派がスクリーンを破りたくなるような映画がまもなく公開される。米国のドキュメンタリー映画「パンドラの約束」(2013年)だ。
原発の実態を探るため世界中を取材。米国の環境保護運動家スチュアート・ブランドや女性ジャーナリストのグイネス・クレイブンスなど、主に5人の有識者が原発について語る。
ブランドとクレイブンスは反原発派からの“転向者”。5人とも「アホ言いなさんな」と一喝したくなるような原発礼賛論を展開する。
「化石燃料による大気汚染で300万人が死亡しているが、空気を汚染しない原発は1人も死者を出していない」
「低開発国の電気のない地域の人は寿命が短い」「われわれが食べるバナナだって放射性カリウムを含んでいる。放射能はどこにでもある」
「チェルノブイリ原発の周辺の村は人が戻ってきていて安全だ。WHOのリポートでも奇形児は生まれていない。チェルノブイリが危険というのは都市伝説にすぎない」
「福島のがんのリスクはゼロ。今後もリスクは増えない」