「仮面ライダー」千葉治郎 東京ドイツ村「ジージの森」の顔に
それらを結ぶ木道も含め、すべて千葉さんが設計し、ハンドメードだそうだ。
「イルミネーションの基礎工事や5000本弱の角材を敷いた400メートルほどのイベント用木道もワタシが棟梁となり、次男と職人さんの計4人で手がけました」
千葉さんが「ジージの森」を始めたのは11年2月。それまでは園内の植栽管理を請け負っていたが、65歳にして正社員に採用された。
「都会の子供はもちろん、20代、30代のお父さんたちは林や森の中で遊んだ経験がほとんどない。そんな彼らに少しでも田舎や自然の中で遊ぶ楽しさを知って欲しいんです。しかし、よもや60を過ぎてこんな仕事をするとは思いもしませんでした、ハハハ」
■「矢吹二朗」に芸名変更
さて、千葉県君津市に2男3女の末っ子として生まれた千葉さんは、文学座付属演劇研究所を経て、69年、テレビドラマ「ブラック・チェンバー」でデビュー。70年、兄の千葉真一が主宰するジャパンアクションクラブに入り、71年4月から放映された「仮面ライダー」でFBI秘密捜査官・滝和也役に抜擢されて人気スターの仲間入りをした。