「仮面ライダー」千葉治郎 東京ドイツ村「ジージの森」の顔に
また、75年には東映「激突!合気道」で映画初主演。千葉真一とのダブルキャストが話題を呼び、翌年、芸名を矢吹二朗に変えてからも映画やテレビドラマで活躍した。
「でも、自分の中でプロデューサー的な仕事への関心が高まり、82年に役者を引退しました。新しいことを始めるにはまずカネだろう、とアパレル関係の会社を立ち上げ、資金づくりに励んだんですが」
01年、父親が亡くなり、母親の介護のために会社を整理し、都内から君津市に戻った。
「実家は山に囲まれ、日暮れとともに周囲は真っ暗になる。最初、女房は“東京に帰りたい”が口グセでした。それが今じゃカントリーライフを一番楽しんでますよ、ハハハ。帰郷後、ワタシは千葉県森林整備協会に入社して県有林保護監視委員として里山保全活動に従事したり、NPO法人『森林デザイン研究所』を立ち上げ、田舎暮らしの楽しさを伝えてきました」
なるほど。それが今の仕事につながっているのだろう。
「ドイツ村では1月17日から2月28日までの毎週土曜日、冬の花火大会を開催します。イルミネーションと花火の競演は見事ですよ。ぜひお越しください」
夫人と2人暮らし。同じ敷地に次男夫婦と3歳の初孫が住む。