米倉涼子「大奥」お蔵入りのピンチ…高部あい薬物逮捕の余波
「国民的美少女」高部あい(27)がコカイン所持で逮捕されていたことが発覚して1週間――。
所属事務所のオスカープロモーションは「今回の事件を極めて深刻に受け止めており、このような事態が二度と起きないよう、所属タレントに対して、厳しく指導をして参る所存であります」とコメントを発表したが、その裏では“事後処理”対応に追われている。
「一番頭が痛いのは米倉涼子主演で年末に放送予定だったフジテレビのスペシャルドラマ『大奥』です。すでに京都で撮影済みですが、このドラマにも高部は大奥の女中役で出演しているからです。出演シーンだけカットするのか、お蔵入りになるのか局側の判断を待つしかない」(芸能関係者)
“お蔵入り”となればオスカープロがフジに与える損害は億単位なだけに、関係者は眠れぬ日々を過ごしていることだろう。
しかし、「高部の問題は美の総合商社と呼ばれるほど巨大化したオスカーの構造的な問題です」と話すのは別の芸能関係者だ。
「高部は埼玉にあるキリスト教系の中高一貫校の特進クラス出身で、頭はすこぶるよく、現役でお茶の水女子大を目指せるレベルでしたが、04年に国民的美少女コンテスト受賞を機に芸能界入りし、堀越高校に転校。人生が大きく方向を変えた瞬間でした。しかし、卒業後も思うようには売れず、仕事も尻すぼみ。それは実力主義の芸能界だけに仕方がない面もある。ただ、この10年はオスカーがモデルプロから総合芸能プロダクションへと大きく変化していく過程で、マネジャーはどんどんサラリーマン化が進んだ。米倉、菊川、上戸などトップクラスはまだしも、高部クラスに専属マネジャーがつくことはなく、ほったらかし状態。情熱をもって自分の担当するタレントを育てようと働く熱血タイプは少なかった。バーターで回ってくる仕事や意に沿わないお色気系の仕事ばかりではメンタルがおかしくなるのも当たり前。年齢的にもこのまま芸能活動を続けるのか不安を感じた時に身近に相談相手がおらず、悪い男にそそのかされて魔が差したのでしょう」
光が強いほど影も濃いのが芸能界。第2、第3の高部が出ない保証はどこにもない。