「ニュース女子」問題の波紋拡大 MXテレビに180人殺到
TOKYO MXテレビへの抗議の輪が広がっている。同局は1月2日放送のバラエティー番組「ニュース女子」で、沖縄・高江のヘリパッド建設に反対する市民を「テロリストみたい」「雇われている」などと表現。「沖縄への偏見をあおるヘイトまがいの番組だ」として、2日夕方、都内のMX本社前には180人が詰めかけ、抗議集会が開かれた。
発言者からは「ろくな取材もせず、ウソの放送を流すのは無責任だ」などとMXに対する怒りの声が相次いだ。MXサイドは「議論の一環として放送致しました」と言い張るが、集会の主催者は「中傷がどうして議論なのか」と批判。MXに対して、放送での「訂正と謝罪」を引き続き求めていくという。
同番組には、東京・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋氏がレギュラーMCとして出演しているが、2日の東京新聞は朝刊1面、中日新聞は同社会面に深田実論説主幹名義の「反省とおわび」を掲載。訂正と謝罪要求を無視し続けるMXの不誠実な対応が一層際立っている。
MXへの抗議集会は今回が4回目。初回の1月12日の参加者は20人だったが、2日は9倍増。ますます抗議の声が広がりそうだ。