ドッキリ装い正男殺害 北朝鮮は日本のTVを熟知している
「北朝鮮では金正恩みたいな特権階級のほか、諜報機関が常に韓国、日本のテレビ番組を見ています。潤沢な予算を与えられ大型のパラボラアンテナを所有、人工衛星も使っている。最新鋭のパソコンでインターネットを通じて番組も見ます。映画などは在日朝鮮人ルートでDVDを入手。すべては日本人の動向を探るためです」
■1日3交代でチェック
かつて金正日は映画「男はつらいよ」が大好きで、大画面テレビで見ているといわれた。その当時から、工作員も日本のテレビ、映画、音楽に精通しているのだ。
国際ジャーナリスト・太刀川正樹氏によると、平壌市内に「5454部隊」という専門部隊があり、1日3交代で日本のテレビ放送をチェックしているという。
「運動場や武器庫を併設した4~5階建ての立派な建物で、拉致被害者の日本人がテレビ映像を見ながら同時通訳と翻訳を担当しています。女性は日本の化粧品を支給されるなど恵まれた暮らしをしていますが、建物の外に自由に出ることはできません。NHKニュースからバラエティー番組まで幅広い番組をチェックしているので、工作員はわれわれ日本人より日本のテレビ番組を知ってますよ」