親子2代でNHK大河主演 勘九郎が偉大な父と肩を並べる日
歌舞伎俳優の中村勘九郎(35)が19年放送のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(宮藤官九郎脚本)で主演を務めることが3日、発表された。父の勘三郎は99年の大河「元禄繚乱」で主演しており、親子2代で大役を務めることになるが、「素直にうれしい」と喜びを語った。
阿部サダヲ(46)とダブル主演でピンではないが、歌舞伎同様、“大河”でも座長を張るまでに成長した。偉大な父と比較され苦しんだ時期もあったが、「最近はオヤジに似てきた」(梨園関係者)と評判も上々。テレビの大舞台でも魅せてくれそうだ。
「いだてん」は五輪の歴史を題材にしたクドカンオリジナルの脚本だが、主演の2人が演じるのは実在した人物だ。ストックホルム大会(1912年)で日本人として初参加したマラソン選手の金栗四三(勘九郎)と、64年の東京五輪招致に尽力した新聞記者の田畑政治(阿部)にスポットを当て、半世紀にわたる東京の移り変わりを群像劇で描いていくという。