地方に力を 西川貴教が語る「イナズマロック」誕生秘話
ジム通いは日課、自身のマッチョぶりも話題になることが多い。
「最近は『ここを鍛えるにはどうしたらいい?』なんて質問されるようになって、コミュニケーションのきっかけになることも多いですね。この前、ジムに行って汗が引かないものだから半裸で会議していた写真がニュースになって。しかも隣は稲田元大臣の記事ですよ(笑い)。それにしても日本は平和です」
■地方力をつける夏祭り
自身が発起人の「イナズマロック フェス」は今年は9月16、17日に開催、9回目を迎える。来場者は10万人規模、毎年滋賀県に250万円、草津市に50万円寄付している西日本最大の夏フェスだ。地元・滋賀の行政担当者が「こんな手ブラでおみやげまでついてくるなんて経験がない」と言うほどのビジネススキームを構築させた。
「自分が実際に観光大使になってはじめて、交通費も宿泊費も食費もすべて持ち出しだということがわかりました。行政側も予算がないから、イベントに参加して欲しくても強く言えない。だから観光大使は就任だけで終わることが多かったのです。僕は、せっかく大使に就任したのだから、先頭に立って“地方力をつける夏祭り”をやろう、という話をして『イナズマロック フェス』が誕生しました。