NHK夜ドラ「作りたい女と食べたい女」は比嘉愛未の当たり役 生きづらい女性の代弁者になる?

公開日: 更新日:

「女らしさを強要され、生きづらさ、息苦しさを感じている女性の支持を集めそうですね」と、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏がこう続ける。

「《女が料理するのは男のため》みたいな世間の決めつけとか価値観のズレに対し、女性が日々の生活で感じているモヤモヤした気持ちを、さりげなく代弁してくれる。比嘉さんの落ち着いたセリフ回しが説得力を増すんですよね。《それそれ、それなのよ!》と共感しやすいし、セリフのひとつひとつがスッと染みてくる。整った顔立ちの比嘉さんは“デキる女”も似合いますが、こんなにも普通の女性役もしっくりくるのかと、ちょっと驚きました」

■自身も価値観のズレを吐露

 先月26日放送のNHK「土曜スタジオパーク」に出演した比嘉は「私自身も(価値観のズレは)日々感じることはあります」と明かしていた。

「まだ結婚してないのって言われることはよくある」「“まだ”って女性の結婚適齢期って決まってるのって」などと自身の結婚観について語っていたが、「その発言も女性の支持を集めていました。清潔感のある比嘉さんは、そもそも女性人気が高いですが、『つくたべ』をきっかけに、生きづらい女性の代弁者みたいなポジションも獲得していくかもしれません」(女性誌編集者)。

「男のくせに」「女のくせに」なんて舌禍を起こしそうなオジサンは、ドラマで勉強した方がいいかもしれない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末