NHK夜ドラ「作りたい女と食べたい女」は比嘉愛未の当たり役 生きづらい女性の代弁者になる?
「女らしさを強要され、生きづらさ、息苦しさを感じている女性の支持を集めそうですね」と、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏がこう続ける。
「《女が料理するのは男のため》みたいな世間の決めつけとか価値観のズレに対し、女性が日々の生活で感じているモヤモヤした気持ちを、さりげなく代弁してくれる。比嘉さんの落ち着いたセリフ回しが説得力を増すんですよね。《それそれ、それなのよ!》と共感しやすいし、セリフのひとつひとつがスッと染みてくる。整った顔立ちの比嘉さんは“デキる女”も似合いますが、こんなにも普通の女性役もしっくりくるのかと、ちょっと驚きました」
■自身も価値観のズレを吐露
先月26日放送のNHK「土曜スタジオパーク」に出演した比嘉は「私自身も(価値観のズレは)日々感じることはあります」と明かしていた。
「まだ結婚してないのって言われることはよくある」「“まだ”って女性の結婚適齢期って決まってるのって」などと自身の結婚観について語っていたが、「その発言も女性の支持を集めていました。清潔感のある比嘉さんは、そもそも女性人気が高いですが、『つくたべ』をきっかけに、生きづらい女性の代弁者みたいなポジションも獲得していくかもしれません」(女性誌編集者)。
「男のくせに」「女のくせに」なんて舌禍を起こしそうなオジサンは、ドラマで勉強した方がいいかもしれない。