愛子さまに自由恋愛はゆるされないのか…「お婿さん押しつけ」報道の違和感
小姑みたいに婿さん候補を押し付ける。だが、待ってほしい。自由恋愛とはいわないが、上皇さまは美智子さまとテニスで親交を深め、天皇は雅子さまに何度か断られたが、思いを遂げた。秋篠宮さまは学習院で出会った紀子さまと熱愛の末に結婚している。
だが、愛子さまには自由な恋愛・結婚は認められないのだろうか。これでは「女性差別」といわれても仕方ないのではないか。
結婚の前にもっと大事なことがある。愛子天皇を認めるのか、認めないのか。そのことをなおざりにして、結婚話を優先させるのは、裏に何らかの意図があるのではないか、私はそう考えてしまう。
女系天皇は頑として認めないと公言していた故・安倍元首相も、愛子天皇には理解を示していたといわれる。国民の多くも愛子天皇を待望している。岸田首相は、早急に有識者たちを招集して、検討に入るべきだ。
(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)