中居正広は12月だけで野球特番が3本も! フツーの草野球少年が“無双状態”になるまで
現場取材、球界との信頼関係
SMAP時代から野球好きを公言。09年に「テレビ朝日のWBC日本代表サポートキャプテン」、13年に「侍ジャパン公認サポーター」、15年と17年には「侍ジャパン公認サポートキャプテン」を務めた。野球特番で民放4局を制しているのも大きな強みだ。
日本テレビ系では、22年までに14回もスポーツバラエティー「中居正広の〇番勝負」シリーズが放送されている。今年9月には、極楽とんぼ・加藤浩次(54)と初のダブル司会を務めた「加藤浩次&中居正広の歴代日本代表256人が選ぶ この日本代表がスゴい!ベスト20」が放送された。テレビ朝日系では、各球団のガチファンの有名人と野球の魅力を語りつくす「中居正広のプロ野球魂」シリーズが年1~2回ペースで放送。TBS系では、「プロ野球ドラフト会議」シリーズの司会を12年から12年間連続で務めている。
フジテレビ系では、07年から「World Baseballエンタテイメント たまッチ!」が不定期放送。12月6日の深夜にも放送予定だ。その翌7日には、同局の年末恒例の「中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞」が放送。12月だけで野球特番を3本も控える。
野球経験者にして知識も豊富。MC歴も長い中居は無敵の域に達しつつあるとエンタメライターの伊藤雅奈子氏はこう言う。
「グループ活動がなくなったことで、個人事務所『のんびりなかい』じゃないですが、のんびりした時間配分ができるようになった。おひとりさまの時間の大半を野球に費やし、復習と予習はもちろん、仕事じゃなくても球場に足を運んでいることをラジオで報告しています。そうした時間をかけた積み重ねが、特番を軒並みロングセラーに導いている理由でしょう。経験と知識があって、番組収録現場では采配力もあって、笑いも取れる。スタッフと球団関係者、出演タレントと信頼関係を築けていることも大きいようです」
一芸に秀でた結果、“辞めジャニ”でもっとも多い冠番組を抱える成功者となったこの“中居無双”は来年も続きそうだ。