柳葉敏郎はある意味国宝級。“ギバちゃんスピリッツ”を継ぐ俳優はどこにいる?

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コクハク

【本日のイケメン】柳葉敏郎(63歳・O型やぎ座)

【燃えよ!イケメンファイル】

 沢田研二さまがジュリーと呼ばれているのは日本国民誰もが知るところですが、この方がジョニーと呼ばれていることを知る人はどれほどいるでしょうか。

 知っている人はおそらく彼と同世代ではないか、と。毎週日曜日、NHK前での路上パフォーマンスを見に行った過去に赤面にしているなどということは…。

 原宿の歩行者天国には竹の子族もいましたね。ヒロくんこと沖田浩之、懐かしいです。「3年B組金八先生」の第2シリーズの松浦悟、好きでした。デビュー曲「E気持ち」(ちょっとこのタイトルは恥ずかしかったです)は、実家の押し入れを探せば出てくるかもしれません。

 話をジョニーに戻しましょう。そうです。本日のイケメンはジョニーこと柳葉敏郎(63)です。正直いってジョニーよりもギバちゃんのほうが馴染みがありますゆえ、以後、ギバちゃんで。


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80年代、「一世風靡セピア」として歌手デビューも果たす

 原宿の路上パフォーマンスをしていた「劇男一世風靡」の選抜メンバーが「一世風靡セピア」で、ギバちゃんも所属していました。

 他には“Vシネマの帝王”哀川翔や、バイプレイヤーとして活躍中の小木茂光、春海四方も。デビューシングル「前略、道の上より」で当時の歌番組に出演。ジャニーズアイドルとは違う硬派な雰囲気がなんとも良き、でした。

 先日、仲野太賀が「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演した時のことです。彼の父、中野英雄はギバちゃんの付き人をしていて、子供の頃からお正月には毎年柳葉詣をし、お年玉をもらうのが年中行事だったとか。

 その父が「徹子――」に出演した際のVTRも流れたのですが、それもギバちゃんがらみの話でした。なんと長男の名前(つまり太賀のお兄ちゃん)、「武尊(たける)」はギバちゃんがつけてくれたそうです。

 ザ・日本男児という名前ですが、そういう名前を好むギバちゃんは、“男”にこだわり続ける男なのではないか、と。ジェンダーレスの時代にあって、“男”を極めるのは至難の業、なんなら、時代遅れと非難されるかもしれません。

 それでも“男”を貫くギバちゃん、これはもう国宝級に貴重な存在でしょう。

秋田に“Uターン”した理由は…
 結婚し、子供が生まれ、ふるさとで子育てしたい、と秋田に移住したのも、その表れです。ふるさとを大切にする気持ちはわかりますが、妻にしてみれば、縁もゆかりもない田舎に移住するなどいい迷惑です。

 たしかなれそめは芸能人のゴルフコンペで、見に来ていた妻が手紙を渡したというものでした。ギバちゃんがそこに書かれていた電話番号にかけて交際がスタートした、というような話をご本人が何かの番組で嬉しそうに語っていました。それって、逆ナンじゃね? と当時思ったものです。

ミポリンこと中山美穂にマジで惚れていたギバちゃんこと柳葉敏郎

 ちなみに、ギバちゃんのタイプはミポリンこと中山美穂で、10日放送の「なかいtoだれか」(フジテレビ系)でも盛り上がっていました。

 中居正広が「いや~ミポリンいいぞ~。隙がねえんだよ、いや無理だったな~。あんな毎日会ってたら俺やられちゃってさ。本当に俺、マジ惚れてたんだよ~。でもミポリン見向きもしてくれなかった」と、昔、ギバちゃんから聞いた、と暴露。

 ギバちゃんも赤面のエピソードでしたが、当時のミポリンは無敵でしたから。ギバちゃんとミポリンが共演したドラマ「すてきな片想い」(フジ系)は、これまで見た数々のラブストーリーの中でもかなり上位にくるほど、それはそれは胸キュンなドラマでした。

 いつかまた2人で大人のラブストーリーをやってくれないかなあ、と。野島伸司さん、お願いします。

 それはともかく、ミポリン好きのギバちゃんのお眼鏡に叶った妻が美しくないわけがありません。東京で他の男性に惚れられて不倫でもされたら大変と秋田に連れて行ったのかも、と邪推したくなります。

主演映画『室井慎次 生き続ける者』が公開中



 ギバちゃんはいま、映画「踊る大捜査線」の最新作に主演。「踊る――」といえば、フジテレビのドル箱とも呼ぶべきドラマシリーズです。にもかかわらず、新作が作られないのは、織田裕二が出演に難を示しているから(あくまでもウワサです)ということでした。

 ところがそんな悠長なことも言ってられず、あれだけ隆盛を誇っていたフジがいまや地盤沈下状態に…。そんなフジを救うべく、室井慎次、いやギバちゃんが立ち上がったといったところでしょう。

 ギバちゃんはやっぱり男の中の男です。60を過ぎて渋みも増し、イケメンぶりも上がりました。

 悲しいのはギバちゃんのスピリッツを継ぐ俳優がいないこと。高倉健から連なる男の中の男の系譜が絶滅してしまうのでは、と危惧します。

(ボルドー太田/イケメンソムリエ)

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