指と手首が痛くて動かせない…「スマホ腱鞘炎」急増中
基本的な対策はスマホを連続で長時間使用しないこと。長くても1時間使用したら、スマホは手放したほうがいい。
「休んでいる最中は、まず親指の付け根をマッサージしてこわばった筋肉をほぐしてください。さらに、手を開いた状態にしたまま親指を手のひらとは反対側にそらせるストレッチも効果的です。親指に逆の手を添えて徐々に力を入れ、これ以上はそらせないポイントで5秒間、静止。これを3セット繰り返します」(木津院長)
腱の炎症が治まっても、スマホの使い方が悪ければすぐに痛みが再発しかねない。スマホはなるべく指の中腹ではなく指先に力が入るように持ち、両手で操作する。また、下を向いて前かがみの姿勢でスマホを操作していると、首や肩に負担がかかり、筋肉や関節の障害につながる。背筋を伸ばし、スマホは顔の正面の位置で操作したい。
スマホの取り扱いには注意が必要なのだ。