痛みやつらさを医療者に上手に伝えるための「5W1H」

公開日: 更新日:

「痛くて、トイレに行けない/眠れない」というようにだ。

「生活上で困っていることが具体的に伝わり、どの程度のダメージなのか分かりやすい。患者、家族、医療者が同じ目的を持って、今後の生活を考えた最善の治療を行っていけます」(池永医師)

 主治医に限らず、看護師に伝えるのでもOK。

 患者や家族から池永医師によく寄せられる質問は、次のものだ。

★せっかく医師が薬を出してくれたのに、効いていないなんて言いにくい

「痛みが続くのは、病気のせい。薬はすべての人に効くわけではなく、使ってみないと分からない。効くけど量が不十分の可能性もあります」

★痛みが強くなっているのは、病気が悪くなっているということ?痛みを取ったら、病気がどうなっているか分からないのでは?

「痛みと病気の進行はあまり関係がない。病気については検査でちゃんと分かります」

★痛みくらい頑張って耐えなくては。痛いなんて言ったら、治療が中止されるのでは?

「痛みと闘うのではなく、痛みはしっかり治療して、病気と闘っていきましょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…