糖尿病のセカンドオピニオン 受けるべき「3つの判断材料」

公開日: 更新日:

 厚労省の「患者調査」(2011年)によると、糖尿病で治療を受けている患者数は約270万人。しかし、中には医師の言いなりで治療を続け、ちっともよくならない……と頭を抱える患者がゴマンといるという。思い当たる場合、セカンドオピニオンを受けた方がいい。

 糖尿病は、長期にわたって治療を続けていかなければならない病気だ。インスリンなどの投薬や食事療法で血糖をコントロールしつつ、合併症に対するケアも行っていく。その分、担当医師とも長く付き合うことになるし、信頼関係が重要になる。疑問や不安を抱いたまま治療を続けてもマイナスになりかねない。

 糖尿病専門医で「しんクリニック」(東京・蒲田)院長の辛浩基氏は言う。

「糖尿病のセカンドオピニオンはそれほど広まっていませんが、いまの治療が本当に自分に合っているのかどうか、専門医に意見を聞いてみるのはいいことだと思います。日本は糖尿病の専門医が少なく、専門医以外の医師による治療も行われている。そのため、投薬の微妙なサジ加減がうまくできずに血糖状態が改善されないケースも少なくありません。治療を続けてもなかなかよくならないため、疲れ果てている患者さんもいます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭