ピークでも間に合う くしゃみ、鼻水止める「花粉症」新対策
「今からなら、脈拍が10程度上がる軽い運動を。乾布摩擦や熱めのお風呂に入ることもすすめています。交感神経の働きが優位になり、副交感神経が過剰になるのを抑えます。血管の収縮・緊張が増し、鼻水が出にくくなります」
薬を飲んでいるのに効き目があまりよくなければ、適切でない薬を飲んでいるからかもしれない。
「飲み薬はいくつかのタイプに大別できます。クシャミや鼻水に対して比較的効果が早く表れ、鼻詰まりにもある程度効果があるのは、第2世代抗ヒスタミン薬。鼻詰まりに効く抗ロイコトリエン薬は効果が表れるまで数日間かかります。クシャミ・鼻水・鼻詰まりに効くケミカルメディエーター遊離抑制薬やTh2サイトカイン阻害薬も1週間と、時間がかかります」(大久保教授)
記者は、乾布摩擦と熱めのお風呂に入り、市販の第2世代抗ヒスタミン薬を服用。地獄の日から一転、一日快適に過ごせた。ただし、眠気が強かったので、小青竜湯とうまく使い分けて、このシーズンを乗り切ろうと思っている。