作家・山本一力氏が語る「ノルディックウオーキング」の魅力
作家の山本一力氏(67)は、4年前からノルディックウオーキングにハマっているという。「普通のウオーキングでは使わない筋肉を動かせて全身運動になる。肩や首の凝りが取れ、目の見え方もよくなった」と話す。その魅力を詳しく聞いた。
体は楽に使う方がいい。俺も自転車をロードでがんがんやってきたんだけど、震災以降、めちゃくちゃ飛ばしたり、無灯火で自転車に乗る無法者が増えたので嫌になって、歩く方に変えた。そんな時、かみさんが「同じような時間で、運動量が何割増しかになるからやってみようよ」と見つけてきたのが、ノルディックウオーキングだった。
実際に始めてみたら、普通に歩くより気持ちがいい。なにがいいって、腕を大きく振り、しかもその時手をグーパーグーパーと動かす。この連続が実に気持ち良かった。俺もパソコンで原稿を書いているから、指は使うけど、手のひらの運動はあまりしない。グーパーグーパーが体全体に伝わって刺激する。これいいな、と最初に感じたんだ。
当初は自己流でやっていたんだけどな、一緒に始めたかみさんがいろいろダメ出しをする。面倒に思ったけど、教則本を買って、付属のDVDを見たら、“こうやるのか”と視覚で分かり、意識してグーパー動かすようになったんだ。