大ブームの「ジャーサラダ」 野菜の栄養減や食中毒に要注意

公開日: 更新日:

 さまざまな生野菜をカットして瓶に詰めドレッシングなどを加える“ジャーサラダ”。野菜不足解消になる上、“冷蔵庫で数日保存できる”などのうたい文句で、最近、大ブームになっているが……。

「カットした生野菜はその場ですぐ食べるのが原則。時間が経つとビタミンやミネラルが失われてしまい、野菜本来の栄養素を取ることはできません」(伊達友美氏)

 そもそも、“数日保存できる”というのも間違いだ。むしろ食中毒の危険は高まるという。

「酸化防止剤やpH調整剤が使われているコンビニのカット野菜ですら、冷蔵庫で保存できるのは1日程度。家庭で切った野菜が何日ももつはずがありません。雑菌が繁殖しないくらい大量の酢や塩を入れれば別ですが、そうなると、もはやサラダではなく漬物ですね」

 そもそも生野菜を多く食べなければならないというのも、単なる思い込みだとか。

「日本人とは民族が違うとはいえ、イヌイットなどは一生のうちにほとんど野菜を食べません。体が必要としていないなら無理に食べなくても、健康に生きていけますよ」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  2. 2

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  3. 3

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    【萩原健一】ショーケンが見つめたライバル=沢田研二の「すごみ」

  1. 6

    中居正広氏の「性暴力」背景に旧ジャニーズとフジのズブズブ関係…“中絶スキャンダル封殺”で生まれた大いなる傲慢心

  2. 7

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    【独自】「もし断っていなければ献上されていた」発言で注目のアイドリング!!!元メンバーが語る 被害後すぐ警察に行ける人は少数である理由

  5. 10

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード