ビール“ロング缶”を1日1本 ホップにワイン以上の健康効果

公開日: 更新日:

■ノンアルでも効果あり

 これだけじゃない。ホップに含まれるキサントフモールと呼ばれる成分は、体の中で女性ホルモンに似た作用を持つ物質に変わり、骨粗しょう症や更年期障害にも効果が認められている。ホップはかくも複数の健康効果を持つ。

「そして極め付きはイソフムロンが、健康ブームを起こしたワインに含まれるポリフェノールの成分レスベラトロールの量に比べ、ビールには多く含まれ、強い抗酸化作用を持つことです。抗酸化作用は知っての通り、がん予防や老化を防ぐ効果が期待されています。ワインよりビールの方が健康効果がずっと“上”といっていいでしょう」

 では、適量はどのくらいか? 戸部氏によれば、ホップの成分が体に効果的に働きかけるには、“毎日500ミリリットルがちょうどいい”という。ロング缶1本ってところか。

「ノンアルコールでも、ホップを含んでいれば効果はありますが、外国の実験結果ではアルコールとの相乗作用も認められています。より効果があるのは、ビールといえるでしょう。ホップの量は各社の企業秘密ですが、苦味が強いほど薬理作用がある。苦味で選ぶのもいいかもしれません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  2. 2

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  3. 3

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    【萩原健一】ショーケンが見つめたライバル=沢田研二の「すごみ」

  1. 6

    中居正広氏の「性暴力」背景に旧ジャニーズとフジのズブズブ関係…“中絶スキャンダル封殺”で生まれた大いなる傲慢心

  2. 7

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    【独自】「もし断っていなければ献上されていた」発言で注目のアイドリング!!!元メンバーが語る 被害後すぐ警察に行ける人は少数である理由

  5. 10

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード