“夏バテ”の胃腸には「スタミナ料理」より「お粥や果物」が正解
夏バテ対策に、肉たっぷりのスタミナ料理でも食べようかと考えがちだが、ちょっと待った。
「いわゆるスタミナ料理には、各種ビタミンやカルニチン、アミノ酸が豊富で、スタミナをつけ代謝を高める役割があります。しかし、いまからスタミナ食を食べて真夏に備えるならいいのですが、夏真っ盛りを迎えてから食べるのは逆効果。その頃にはすでに胃腸が弱り、夏バテが始まっています。そんな時にスタミナ食を食べると、弱った胃腸に負担をかけ体力を消耗してしまいます」(伊達友美氏)
夏バテが始まった後は、お粥や果物など、胃腸に負担をかけないことを重視した食生活にする。そして勝負は、夏が終わってから。
「涼しくなり胃腸が回復してきたところで、スタミナ料理をしっかり食べて栄養補給し、体力の回復を図る。ただし、この時も、食べたいと思っていないのに無理に食べると、肥満などのリスクが増してしまいます」
あくまでも体が欲しているものを食べるという基本を外さないように。