薬が簡単に出せる「お薬どうぞ!」
年を取ったりケガをすると指先に力が入らず、薬ひとつ出すのに苦労する。小さい錠剤はなおさらだ。そんなときでも薬が簡単に出せるというグッズがある。
書類の“穴あけパンチ”の要領で、錠剤シートを本体にセット。上のボタンを押すと突起がグッと下がってシートから錠剤が押し出される。
実際にやってみると“あれ、もう出たの?”という感覚。指で出したときのようなプチッという手ごたえを感じない。そのためギューッと押してしまったが、その後、軽いひと押しでちゃんと出ることが分かった。セットの位置もアバウトでOK。多少のズレは修正される。
なにより便利なのは、出した薬が受け皿にたまることだ。これならシートから出した途端に薬が転がり落ちて行方不明になることもない。ただし、受け皿にためられるのは3錠まで。ため過ぎると取り出しにくくなるようだ。また、2列以上ある大きなシートは切ってからセットする必要がある。
逆に1粒ずつ(1.5センチ角ほど)に小さくカットしてしまうと押した際にシートごと受け皿に落ちるのでご用心。