集中力と免疫力アップ 「呼吸器筋」は2つの運動で鍛える

公開日: 更新日:

 実際、思い切り吸って勢いよく一気に最後まで吐き切る「努力性肺活量」(スパイロメーター検査・基準値は男性3500ミリリットル、女性2300ミリリットル)は健康診断で調べているが、3年連続で減少し、友人の医師からも「呼吸が浅くなっている」と言われたという。

「肺は自ら広がったり、縮んだりすることはできません。そのため呼吸の際、肺の周りにある外肋間筋や横隔膜、腹直筋や腹斜筋などを動かし、肺を収納している胸郭の容積を変えるのです。ところが加齢と共にこれらの筋肉が衰え、柔軟性が失われ、うまく胸郭を動かせなくなります」

 こう言うのはサラリーマンの病気に詳しい、弘邦医院(東京・葛西)の林雅之院長だ。

■毎日5分間、2週間続ける

 呼吸器筋を鍛える運動法はいくつもある。例えば、(1)両足を肩幅に開いて立ち、両手を胸の上において口からゆっくり息を吐く。その後、鼻からゆっくり息を吸い、頭を後ろに倒す。胸が膨らみ持ち上がるのを手で押し下げるようにする。吸い終わったら、口から息を吐きながら頭を元の位置に戻す。(2)床にあおむけに寝て、両足を椅子に乗せる。尻の下にタオルを敷き、腰を床から浮かせて太ももと床と垂直になるようにする。その状態で胸とお腹が同時に膨らむように深呼吸を5分間行う――だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が