集中力と免疫力アップ 「呼吸器筋」は2つの運動で鍛える

公開日: 更新日:

「他にも縁日などでおなじみの『吹き戻し』を使って強く息を吐く。両手を組んでゆっくり息を吸いながら両腕を上げて後頭部に持っていき、強く吐きながら腕を振り下ろす。いわば剣道のエア素振りのような運動をすることで、横隔膜を意識的に動かすのも手です」(林院長)

 その結果、深い呼吸ができるようになり、全身に酸素が行き渡って“集中力や免疫力がアップ”“疲れにくくなる”などの他、“やせる”“太りにくくなる”などのメリットがあるという。

 実際、佐藤さんはエア素振りや、吹き戻しを毎日5分間、2週間ほど続けることで見違えるほど呼吸がラクになり、カラオケもスムーズになり、疲れにくくなったという。

「呼吸器筋が衰えた高齢者は、上体を揺らして呼吸する舟こぎ呼吸をするようになります。より多くの筋肉を使って空気を吸おうとして、多くのエネルギーを消費するようになるのです。それでも、酸素摂取量が減るので食事が十分とれなくなり、やせてしまいます。栄養不足から呼吸ができなくなり、心臓の機能も低下する悪循環に陥ります。そうならないためにも呼吸器筋を鍛える努力は必要なのです」(林院長)

 あなたは大丈夫?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」