画期的な選択肢が勢ぞろい 「腰痛治療」はどれがベストか

公開日: 更新日:

 しかし、PLDDは健康保険が適用されない。北青山Dクリニックでは、トータルで50万円前後の治療費がかかる。つまり、低侵襲性や入院期間などから見るとPLDDに軍配が上がるが、治療費を抑えたい人にはPELDが向いているといえる。

 さらに、治療を選ぶ上で阿保、泉両医師が注意を促すのは「本当に腰椎椎間板ヘルニアか?」ということだ。他院でそう診断されたと来院した患者には、「実は、痛みの原因は腰椎椎間板ヘルニア以外にあった」というケースが珍しくないからだ。

「こういう場合、他院での診断は大抵、レントゲン検査だけしか行われていません。しかし、腰椎椎間板ヘルニアは椎間板が神経にどれだけダメージを与えているかをチェックしなければならず、それらはMRIでなければ診断できません」(泉医師)

 高齢者では複数の疾患によって痛みが生じていることも。痛みは神経に関係している。だから、脊椎を専門に診る神経外科医が治療を受ける上でベターだという。

 腰痛と完全にさよならできる時がやってきたか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された