画期的な選択肢が勢ぞろい 「腰痛治療」はどれがベストか

公開日: 更新日:

 MEDとPELDでは、後者の方が体への負担が少ない。

 傷痕はMEDが18ミリ、PELDは7ミリ前後。一般的にMEDは1週間ほど入院が必要だが、PELDは数日の入院で済む。

「PLDD」と呼ばれるレーザー治療もある。椎間板に針を刺し、レーザーで椎間板を焼いて縮ませる。

「メスを使わないので、傷痕はほぼ残りません。局所麻酔で日帰りで行えます」(泉医師)

保険が適用されない治療法も

 内視鏡下手術のPELDと、レーザー治療のPLDDでは、どちらを選べばいいのか?

 同クリニックの阿保義久院長は、「PELDは優れた治療法ですが、低侵襲性であっても手術には変わらない。腰椎の大きさや位置にもよりますが、単純に治療内容で比較すれば、PLDDの方がより低侵襲で、保存治療の次の治療として、第一選択にするのが理想的」と話す。

 ただし、ネックになるのが治療費。内視鏡下手術は健康保険が適用され、申請すれば収入に応じた額が戻ってくる高額療養費制度も利用できる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動