がん、心筋梗塞、脳卒中…日本「3大疾患」治療のお値段

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 保険適用外治療の場合は全額自己負担。一部がんを除く重粒子線治療(平均309万円)、陽子線治療(平均268万円)などの先進医療は高額だし、国内未承認の抗がん剤は月100万円超えが多く、約646万円かかる薬剤もある。

「その場合、先進医療特約などが付帯した民間保険に未加入だと負担は大きい。しかし、加入していたとしても、その治療が保険金の支払い対象になっているかどうかはまちまちです。先進医療に特化した1カ月500円の医療保険もありますが、給付条件の確認が大切です」(前出の黒田氏)

心筋梗塞

 心筋梗塞は、動脈硬化などによってできた血栓が、冠動脈に詰まって心臓に酸素や栄養が届けられなくなり、心筋の一部が壊死する病気だ。

 血流再開治療の「カテーテル治療」は1週間程度の入院を含めて約30万~40万円。外科治療の「冠動脈バイパス手術」になると、2週間弱の入院で約100万~150万円(いずれも3割負担の場合)。ただ、保険適用されるので高額療養費制度を利用できる。

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