食事中の水分摂取は減らした方がいい? 腸内細菌に影響も
「最近の研究で、腸の細菌叢は人間が生きていくうえで必要な乳酸や酢酸などを産出。腸内を酸性にして悪玉菌の増殖を抑え、病原菌の感染や発がん物質の産出を抑える働きがあることが分かっているのです」
具体的にはがんや糖尿病、アレルギー、神経疾患、肥満などと関係し、脳への影響からうつ病との関係を指摘する声もある。
「食事中に水を飲むことは安定している体の細菌叢のバランスを崩し、思いもよらない体の不調を呼び込む可能性が高いのです」
食事中に水分を取ることを習慣にしている人がいきなり飲まなくするのは難しいかもしれない。ならば徐々に水分の量を減らし、できれば食事の後に飲むようにすることだ。
食材に菌が付着しているか否かに神経をとがらすよりも、この方法の方がより簡単に虫歯や歯周病を予防できるし、全身の健康を維持できる。あなたもやってみたら?