人口が増える県・減る県 秋田県は8年後、現在の87%に
■宮城を除く東北各県、四国、山陰などが厳しく
しかし、東北地方の減少は急激です。秋田県の2015年の人口は約102万人ですが、2025年には約89万人になります。急激な人口減少は、いままで我々が経験したことのない新たな社会問題を突き付けてくることでしょう。
日本全体で見ると、宮城県を除く東北各県、四国、山陰などが厳しい状況になりつつあります。その次が甲信越、北陸と、福岡県を除く九州全県です。
鳥取県と島根県、高知県と徳島県は、参院選の1票の格差是正のために「合区」として統合されました。しかし、2025年ごろには山梨県、福井県、佐賀県などを巡って、さらなる対策が必要になりそうです。
大都市を擁する都道府県は比較的安泰です。首都圏以外では愛知県が人口をなんとか維持できそうです。関西では滋賀県が大健闘しています。近年、京都や大阪のベッドタウンとして、多くの移住者を集めているためです。