尻もちで異変…河合美智子さん語る「脳出血」の一部始終
救急車が到着するまでの間に右手が固まり始め、5分ほどで到着した救急隊員に自分の名前や状態を説明している間にろれつが回らなくなり、言葉が通じなくなっていきました。たとえるなら、ギリシャ神話の怪物メドゥーサと目が合って、足から徐々に石化していくような感じ(笑い)。
救急車の中では「明日の仕事をキャンセルしなくちゃ」とか、「まだやることあるのに」「クルマ置いてきちゃった」なんていろんなことを考えて、大ごとだとはまったく思っていませんでした。
集中治療室に運ばれると、血圧が200(mmHg)もあって、血圧を下げる薬を点滴されました。高血圧による脳出血でした。MRIやCT検査でわかったのは、「これ以上、出血量が増えれば頭蓋骨に穴を開ける手術をして血腫を取り除かなければならない」ということ。手術の同意書にもサインしていたのですが、ギリギリで出血が止まってくれたので、手術はせずに済みました。
後から聞いた話によると、止めてあったクルマを取りにいってもらうと、何と鍵が開いていて、車内にお財布が無造作に置いてあったそうです。そんなことをした経験は過去にないので、今思えばそのときから影響が出ていたのかもしれません。