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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

米国では大ニュースに アスピリンでがん死亡率も下がる?

公開日: 更新日:

「アスピリン1日1錠で医者いらず」なんて言われるほど、アメリカでは頭痛から心臓疾患まで効果のあるアスピリンは、万能薬としてどの家庭にも常備されています。このアスピリンががんの死亡率も下げていたことがわかり、大きなニュースになりました。

 この研究結果を「米国がん学会」の会合で発表したのは、マサチューセッツ総合病院のイン・カオ研究員です。

 カオ研究員は1980年代から約30年間にわたり、女性8万6000人、男性4万3000人の患者の記録を分析。その結果、毎日アスピリンを飲んでいた人はそうでない人に比べ、全体の死亡率が女性で7%、男性で11%低かったそうです。

 これががん患者の死亡率になると、アスピリンを摂取した人はそうでない人に比べ、女性で7%、男性では15%低かったのです。

 顕著なのは結腸直腸がんで、女性も男性もアスピリンで死亡率が30%下がったとの分析結果が明らかになりました。ほかのがんでも因果関係が見られ、女性は乳がんで11%死亡率が下がり、男性は前立腺がんで23%下がっていたとのことです。

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