【ロコモ対策】下半身を強化して転倒を予防する
筋肉や関節などの運動器が衰え、要介護のリスクが高まる状態をロコモティブシンドロームと呼ぶ。まずは生活に取り入れやすい2つの運動で対策したい。
「ロコモ対策に必要なのは『下半身強化』です。転倒予防はもちろん、お尻や太ももの大きな筋肉を鍛えることで基礎代謝が増え、痩せやすい体にもなります」
■オープンスタンスキッチンスクワット
(1)スタートポジションは、キッチンの作業台やテーブルなどに両手を置いて、両足を大股1歩分、左右に開き、イスに座るように膝を曲げて腰をしずめた状態(写真①)。つま先は外側に向け、胸を張って背筋を伸ばすのが大事。
(2)①の体勢から、4秒かけてゆっくり膝を伸ばして立ち、また4秒かけて戻ってカウント1回。背筋を伸ばした姿勢を維持することがポイント。20回で1セット、1日2セットが基本だが、増減は自由。1往復8秒×20回=160秒だから、1日2セットなら5分程度で済む。これが物足りなくなったら次の運動に移ろう。