<4>高齢者に勧める医師は多い 糖尿病に効くこれだけの理由

公開日: 更新日:

「筋肉細胞の中にはAMPキナーゼという酵素が含まれています。人が運動して筋肉を動かすと体内でつくられたATPというエネルギーが使われ、ADPという物質に変化し、さらにはAMPとなります。AMPキナーゼはその動きを監視し、AMPの量が増えると血液中の糖を筋肉細胞に取り込み、低下したATPのエネルギーを補充しようとするのです」

■夢中になれば食欲も抑制

 また、カラオケは食事療法にも結び付くという。糖尿病が進行すると、食事制限が厳しくなる。食事はいちいち量を量ってから食べるというケースも多い。もう一口が許されないのだ。

「誰でも楽しいことに夢中になって食べるのを忘れた経験があるでしょう。これは脳内が快楽ホルモンであるドーパミンで満たされるからです。歌を歌うことによって得られる快感は、まさにこのドーパミンの分泌によるものです。それが、食欲抑制につながるのです」

 カラオケが糖尿病患者の運動療法に通じるといっても、ただ、マイクを握って歌えばいいわけでもない。周囲には必ず聴衆者がおり、そのため最低限のエチケットも考慮する必要がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動