がんの痛みも緩和 欧米が認める「書くだけ健康法」の効果

公開日: 更新日:

■1日20分、三日坊主でもOK

 ではなぜ、書くことが健康につながるのか? 

「心と体はつながっていて、精神的ストレスが身体面にさまざまな悪影響を及ぼします。例えば肉親の死別や離婚などの悲しみは不眠や疲労感、虚脱感となって表れ、それがホルモンバランスの崩れや内臓疾患につながることは多くの人が経験します。書くことは、普段抑えられている自分の心の奥底にある感情に触れることになり、その感情が解放されることで、精神的ストレスが和らぐのです。その結果、自律神経や内分泌、免疫のバランスが整って、病気や体調不良が改善されるというわけです」

 本来なら家族や親しい友人と素直に話せればいいのだが、たとえ家族の前でも建前重視で本心を隠すことが美徳とされる日本では、むき出しの感情をぶつけることは難しい。そのため、自分しか見ない日記に書くことがその代用になるという。

 では、日記にはどんなことを書けばいいのか?

「内容は何でも構いませんが、自分の奥底の感情を素直に文字にすることが大切です。例えば、『上司のバカ野郎』は表層的な感情ですので効果は上がりにくい。もっと下にある『なぜ上司はオレのことを理解してくれないのか。オレは悲しい』という深い感情を文字にすることが大切です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」