<最終回>本を出す「思い出す度、故人は生き続ける」
佳江さんがノートに残した文章にはこんなものがある。
2006年4月4日
歩くとゆれて少し痛い。電車への移動など人にぶつからないよう注意。ショールの下で押さえつつ、あまり眠れず
まだ、ゆれと重みがかかると傷む。乳首とその周りがしびれて感覚が変
2:30 母がやってくる。大きなお花とカニ寿司と手羽を持って。孝泰くん、張り切って昼からずっと洗濯中。
2012年5月6日
緩和ケアを希望する理由
①苦痛な症状を楽に
②苦痛な治療なく穏やかに過ごしたい
③以前から緩和ケアを受けるつもり
④精神的な薬痛 不安を軽くして
⑤自宅療養のための準備期間ほしい
⑥自宅療養のためのアドバイスがほしい
⑦家族、親族に迷惑をかけたくないため