大人のニキビが悩み…痕をきれいに治す方法はあるの?
皮脂は、皮膚の乾燥を防ぐために必要ですが、量が増えると毛穴の中にたまり、ニキビになります。成長期にはホルモンの影響で皮脂が増え、多くの人がニキビに悩まされます。肌の乾燥やストレス、体調の悪化、食事の内容などによっても皮脂が増えることがあり、大人になってもニキビはできます。
ニキビの原因としてよく知られるのが、毛穴の入り口部分を狭くし、炎症を起こす働きがあるニキビ菌(アクネ菌)です。皮脂が増えるとニキビ菌も増殖し、炎症が起こります。この炎症が強くなると毛穴の構造が大きく壊れ、しこりやニキビ痕になります。
毛穴が壊され、皮膚の深い部分までダメージを受けると、元通りに戻らないことも。赤みが引いたものや数年経過したニキビ痕は、修復しようという力が働かず、治すのが難しいのです。
しかし、よほど深いニキビ痕でない限りは、目立たなくできます。家庭でできるケアとしては、市販薬と化粧品。十分に保湿し、ニキビ痕の周りの角質を軟らかくすることが大切です。
ビタミンCや抗炎症剤にも使われるトラネキサム酸、コラーゲンの入ったローションなどをニキビ痕に塗ったり、飲むタイプのビタミンCを取るのもいいでしょう。