医師が終末を宣告。しかし気力、生活に変化は少しもない
「私には飲み込めない状態が分かりませんが、頑張ってみてください」
心ない言葉に聞こえた。
退院後、家に息子夫婦が見舞いにやって来た。持ってきたのが目黒・蛸薬師の御撫石(おなでいし)だった。「信じて願えば何でも治る」といわれる御撫石。黒い石で、これで御真言を唱えながら毎日1時間以上患部をなでると諸病に効能があるという。“願をかけた”石に込められた気持ちが、副交感神経の働きを良くすることは間違いない。毎日行っている。