著者のコラム一覧
笹川伸雄

ジャーナリスト。1946年、宮城県生まれ。医、食、健康のジャンルを得意とし、著書に「妙薬探訪」(徳間文庫)など

今度は左頚部に腫れ…それでもがん治療を受けない理由

公開日: 更新日:

 がん宣告から5カ月。年の瀬が近づいてきた。医者の治療を受けなくともこのまま“がん”を克服できるのでは、と思われるほど順調に“回復”したように思えていたのだが、この数週間で、今度は左頚部が腫れ、徐々に大きくなり、最初にできた右頚部の腫れと同様の状態になった。

 嚥下(えんげ)に支障をきたし、特に水分が取りにくい。気管に入り、むせるのだ。甘く見ていたわけではないが、やはり“がん”は少々手ごわいようだ。だからといって私のがん治療に関する考え、気持ちには何の変わりもない。

 私ががんの治療を断り病院を出る時、医師はこう言った。

「頚部の腫れはリンパ系を通っての転移だ。大きくなることはあっても小さくなることはない」「腫れは日ごとに大きくなり、やがて破れて血が噴き出す。栄養が取れなくなり死に至る」

 その右頚部の腫れが消えたことに関しては、医師は説明できなかった。しかし、左頚部の腫れに関しては、また同じことを繰り返す。

「リンパ系を通っての転移だ。内視鏡の検査やりませんか。意識を失って倒れたらどうしますか」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末