吉田拓郎さん喉のがん告白…放射線治療の期間は短縮傾向に
半年も後遺症が続いたとすれば、より広い範囲への放射線照射が考えられ、喉頭がんではなく、咽頭がんか特殊な喉頭がんだったのかもしれません。喉頭がんより副作用は強くなりますが、それでも多くは大体3カ月ほどで解消します。
拓郎さんは03年に肺がんを公表。それをキッカケにたばこをやめたそうですが、肺がんの人は咽頭がんなどの頭頚部がんを併発しやすい。喫煙が両方のがんのリスク因子だからです。同じ理由で食道がんと咽頭がんも、飲酒と喫煙がリスク因子で、併発しやすい。
では、咽頭がんを早期発見するには、どうすればいいか。禁煙や適量な飲酒を心掛けるのが第一です。それともうひとつは胃カメラでしょう。人間ドックなどで定期的に受けている人は、担当医に「咽頭も診てください」とお願いするのです。