分かりやすく言うと、①家族にがんになった人がたくさんいる②家族に若くてがんになった人がいる③家族が同じがんになった――。この3点の1つにでも該当すれば、自分もがんに関係する遺伝子を持っているかもしれない。
「心配な人は遺伝子検査を受けたほうがいいでしょう。保険は利きませんが、最近は料金が安くなり、数万円で受けられます。検査は一生に1度でかまいません。大切なのは遺伝子検査をしたあと、適切な対処法をアドバイスしてくれる病院を選ぶこと。米国の女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、がんになる前に乳房の摘出手術を受けたのは医師の助言があったからだと考えられます」(米山公啓氏)