スマホで脳を活性化 使い方のカギは「能動的」と専門医師

公開日: 更新日:

 音楽を聞かない人でもイヤホンを常備しておくといい。

「情報は、目で見るだけでなく、耳で聞く方が記憶として定着しやすい。たとえば、通勤中はニュースサイトで記事をチェックする人が多いでしょう。そうではなく、イヤホンをつけて、ラジオで聞くのです。記憶の中枢である海馬には、場所を認識する神経もある。風景が移り変わることで、そこが活性化して、移動していることを認識します。それによって、海馬全体が活性化され、記憶もより定着するのです」

 語学のトレーニングにスマホを使うのは、最適だろう。

「骨に衝撃が加わると、オステオカルシンというタンパク質が分泌されます。これは記憶力アップを助け、アルツハイマー病予防にもなる。ジョギングしたり、縄跳びをしたりしながら、耳から情報を入れるのは、より効果的です」

 中高年になると、「ほら、あれ」なんて言ったりする。そんな物忘れの症状は、スマホの使い過ぎによる脳の過労のせいかもしれないが、きちんと使えば脳の機能アップに役立つのだ。

■調査で判明 スマホ利用時間と学力の関係

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭