スマホで脳を活性化 使い方のカギは「能動的」と専門医師

公開日: 更新日:

 通勤の電車内で動画を見たり、ニュースをチェックしたり……。スマートフォンは、毎日の生活に欠かせない。依存症や眼精疲労、さらには記憶力の低下などデメリットも指摘されるが、脳のトレーニングになるという人もいる。“悪玉論”がはびこるスマホも、使い方次第というわけだ。どんな使い方がよくて、どんな使い方がよくないのか――。

 メッセンジャーやLINEなどのSNSは、通知機能が備わっている。仕事やプライベートの連絡に便利だが、それがよくないという。

「スマホが近くにあると、脳は無意識のうちにスマホに反応するための準備をします。家電の待機電力のような仕組みで脳のワーキングメモリーが無駄に消費される。そんな生活を続けると集中力はもちろん、記憶力や情報処理能力が低下することが分かっているのです」

 こう言うのは、本郷赤門前クリニックの吉田たかよし院長だ。「脳科学と医学からの裏づけ! スマホ勉強革命」の著者でもあり、脳の仕組みに詳しい。

 なるほど、東北大の研究グループは子供のスマホの使用時間と大脳の発達について調べた結果、使用時間が長いほど発達の遅れが見られると発表。スマホが絶え間なく膨大な情報を流し続けることから、「脳の過労」や「オーバーフロー脳」を指摘する発表も相次いでいる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭