スマホで脳を活性化 使い方のカギは「能動的」と専門医師

公開日: 更新日:

 スマホの通知に振り回されることは、サラリーマンならだれしもあるだろう。それで記憶力が低下したらたまらない。そんなリスクを回避するには、どうすればいいか。吉田氏に聞いた。

「仕事で使うかもしれないと、何となく検索したり、動画を見たりと、受動的にスマホを使うのがよくありません。判断する役割を担う脳の前頭前野がストップしてしまうのです。しかし、能動的にスマホを使えば問題ありません。検索する前には、5秒でいい、仮説を立てるのです。そうすると、答えが見つかったときに、『ああ、そうか』と腑に落ちたり、逆に『そんなはずはない』と軽い怒りを覚えたりするでしょう。仮説が当たっていてもはずれても、自分の判断を加えるため、脳の前頭前野が働きます。神経細胞が活性化し、認知機能が高まるのです」

 もうひとつは、スケジュール機能の活用だ。

「ToDoリストなどでやるべきことを管理する人は多いでしょう。もう一歩進めて、スマホのカレンダーなどにスケジュールとして入力するのです。たとえば、ダイエットが三日坊主になりやすい人は、会社帰りの予定に『散歩』を入力します。SNSなどの通知を“待ちの姿勢”で使うのはよくありませんが、“自分への指示”として使うのです。スマホの指示は決められた時刻に繰り返す機能がある。そうやって繰り返すと、脳が散歩を意識するようになるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主