専門誌で検証 米国で長生き効果が認定された2つのサプリ
皆さんはサプリメントを飲んでいますか? ビタミン剤や栄養ドリンクなどを含めれば、まったく飲まない、という人の方が少数派かもしれません。
サプリメントはそもそも、ビタミンなど不足しやすい栄養素を補充する、という意味合いのものですが、今では多くの病気の予防や、健康全体の増進などに効果があるとうたったものが商品として販売されています。しかし、本当のところ、その健康への効果はどの程度のものなのでしょうか?
2010年の栄養学の専門誌に、サプリメントの長生き効果を検討した論文が掲載されています。アメリカにおいて、科学的にも一定の効果が確認されているサプリメントの、長生きに対する効果を検証したところ、はっきり効果があったのは、膝の痛みなどに使用するグルコサミンとコンドロイチンのみでした。グルコサミンは最近、心臓病などにも効果があるという報告もあり、今最も健康効果が期待されているサプリメントと言っても、言い過ぎではないものなのです。
一方で、多くのサプリメントを、その効能効果で分析したアメリカの今年の論文によると、活力増進や疲労回復、筋力増加などをうたった商品は、ビタミン剤と比較して2倍以上体調を崩す危険が高い、という結果になっていました。
サプリメントは賢く選ぶ時代なのかもしれません。