依存症リスクを判断 あなたは2週間断酒しても平気ですか?
生活習慣病のリスクが高まる飲酒量は、適量の倍である40グラム以上だ。
男性(入院者、熊本県を除く)の週の飲酒の状況は、「毎日」が26.6%にも上る。つまり、4人に1人が毎日飲酒していることになる。
一方、女性は「飲まない(飲めない)」が47.4%と最も多い。
夫は毎日飲酒をして体を壊す、それを横目に妻は飲まずに元気いっぱいという図式が目に浮かぶ。50代の男性Aさんは毎日、ビールを飲んだ後にワインを1本空けてしまう酒豪。それを20代のころから続けてきたのだという。
奥さんをはじめ、周囲はほとんどさじを投げていた。ところが、ある日、みぞおちに杭を打たれたような激痛に襲われた。
「あの時はホント死ぬかと思いました」とAさん。急性膵炎だった。
「二度とあの痛みは経験したくありません。それに『今度、入院したら知らないから』と妻から言い渡されたこともあり、お酒をやめることにしたんです」
少しでも飲むと深酒になることを自覚していたAさんは、きっぱりと断酒。すでに3年が経つのだという。