膵がん手術を受ける場合 症例が多い施設の方が安心なのか?

公開日: 更新日:

 膵がんの治療は「手術」「抗がん剤」「放射線」「内科的ドレナージ術」などがありますが、根治を目指すには手術が必要です。

 膵がん手術は危険が伴い、手術中に合併症が起こる場合があります。それに適切に対処できなければ手術中や在院中に亡くなったり、入院期間が長くなったりします。

 では、手術はどのような施設で受ければいいのでしょうか。膵がん手術はさまざまな施設が行っています。年間数千症例をこなし、経験豊かな医師がいる大規模施設もあれば、年間十数症例に満たない中小の施設もあります。

 本当は手術数の多い施設で受けたいが、順番待ちを考えると自宅近くでスムーズに手術してくれる中小施設で受けるという方も多いと思います。

「膵がん手術の症例数の多い施設が、膵がん手術を受ける施設として最適か」を調べた結果を「膵癌診療ガイドライン2019年版」が公表しています。

 153編の医学論文を抽出してメタ解析した結果、全死亡率低下と在院死亡率低下、手術関連合併症低下、在院日数の短縮が見られたとしています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  5. 5

    露呈された韓国芸能界の闇…“兵糧攻め”にあうNewJeansはアカウントを「mhdhh」に変更して徹底抗戦

  1. 6

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  2. 7

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  5. 10

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い